2015年11月8日

スティーリー・ダン・フォロワー (洋楽編)

スティーリー・ダンが好きで、こういう音楽をもっと聴きたい!と思っても、
「SDはAORに括られたりするけど、一般的なAORの質感とは違う独特の質感をもっていて、なかなか似たテイストのアーティストを見つけにくい!」
という悩みをお持ちの方も多いと思います。

ペイジスに関しても同様、かな。

そんな時、SDの音楽性の大きな影響下にあるアーティスト群を「スティーリー・ダン・フォロワー」として年代・ジャンルを横断して括ってみたりするものです。

ネットで「スティーリー・ダン・フォロワー」と検索するといくつかのまとめ記事のようなものが出てきますが、
「これ入ってないじゃん!」
「これはちょっと自分的には違うな〜」
と思うことがしばしばあるので、独断と偏見に基づいたスティーリー・ダン・フォロワーのリストを作ってみることにしました。

アルバム通してSD的、ということは稀なので(アルバム全体をSD的に作るのは相当大変だと思います。)、
曲をピックアップしてプレイリスト的に紹介しようと思います。

スティーリー・ダン・フォロワーの中にはペイジスや他ジャンルの要素が混じっているものも多いですが、敢えてそういうモノも載っけますね。SD好きが気に入る率は高いはずなので。

SD度、というよりはカッコよさで選んでいます。
(★は個人的ニヤニヤ度です。★★★★以上は多分ニヤニヤできると思います。笑)
たま〜に気分で動画が付きます。


ニヤニヤ度/アーティスト/「曲名」/『収録アルバム』/(年)

★★★・・ Monkey House「Just Like Me」『Welcome To The Club』(1992)
★★★★★ Monkey House「Checkpoint Charlie」『Headquarters』(2012)
★★★★★ Monkey House「The Thinking Man's Me」『Headquarters』(2012)
★★★★・ Monkey House「Right About Now」『Headquarters』(2012)
★★★★・ Monkey House「Where's Mantis Evar?」『Headquarters』(2012)
∟ ドン・ブライトハウプトによるプロジェクト。その研究熱心さは、彼がSDの『Aja』解説本の著者でもあることからヒシヒシと伝わって来ます。アルバム通して意識高めです。

★★★★★ Stereo「Remember」『Maestros of Cool - a Tribute to Steely Dan [V.A.]』(2006)
∟ SDのトリビュート版に入っている曲。ご本家のツアーで鍵盤を弾いたジョン・ビーズリーさんによる、愛あるリスペクト。これもすごい完成度です。

★★★★・ Smooth Reunion「The Believer's Key」『Scandinavian Bus Mentality』(2007)
★★★★★ Smooth Reunion「The Connection」『Cleaning Up The Business』(2008)
★★★★・ Smooth Reunion「Video Band」『Cleaning Up The Business』(2008)
★★★★・ Smooth Reunion「BMPD」『Cleaning Up The Business』(2008)
∟ SDフォロワーとして結構有名ですが、他にも色んなエッセンスが入ってます。フォロワー度云々というよりも、純粋に曲がかっこいい!

★★★★・ JaR「Call Donovan」『Scene 29』(2008)
★★★★・ JaR「The Cabo Cad」『Scene 29』(2008)
★★★・・ JaR「Cure Kit」『Scene 29』(2008)
★★★・・ JaR「Scene 29」『Scene 29』(2008)
∟ ジェイ・グレイドンとランディ・グッドラムの2人による宅録プロジェクト。

★★★★★ The Norwegian Fords「Twice」『The Norwegian Fords』(2008)
★★★・・ The Norwegian Fords「Billy Ocean」『The Norwegian Fords』(2008)
★★★★★ The Norwegian Fords「Surfing On The Sun」『Somewhere Down The Road You'll Listen』(2011)
★★★・・ The Norwegian Fords「Superglue Kiss」『Somewhere Down The Road You'll Listen』(2011)
∟ 個人的にすごく推したいノルウェーの2人組。アルバム中SDっぽいのは1〜2曲とかなのですが、6(13)度のテンションの使い方など、ニヤッとさせられるポイント多し。参りました!

★★★・・ The Bliss Band「Rio」『Dinner With Raoul』(1978)
★★★★★ The Bliss Band「Don't Do Me Any Favours」『Dinner With Raoul』(1978)
∟ SDの元ギタリスト、ジェフ・バクスターがプロデュース(共犯)をしているアルバム。
チュッパチャップスを口の中で転がしながら歌っているような感じが、本家に似てます。

★★★・・ Talc「Please Please Please Me」『Sit Down Think』(2006)
★★★・・ Talc「All At Sea」『Sit Down Think』(2006)
★★★・・ Talc「Dad's Tired」『Sit Down Think』(2006)
★★★・・ Talc「Rhyming Man」『Licensed Premises Lifestyle』(2008)
★★★★・ Talc「Sambuca Chaser」『Licensed Premises Lifestyle』(2008)
★★★・・ Talc「Closing Time Pt 2」『Licensed Premises Lifestyle』(2008)
∟ 突出してないけど安定感あります(笑)

★★★・・ Ole Børud「Shakin' The Ground」『Shakin The Ground』(2008)
★★★★・ Ole Børud「Resting Day」『Keep Movin』(2011)
★★★★★ Ole Børud「Keep This World Alive」『Stepping Up』(2014)
★★★★★ Ole Børud「Driving」『Stepping Up』(2014)
★★★★・ Ole Børud「Uptown Citizen」『Stepping Up』(2014)
★★★・・ Ole Børud「Stepping Up」『Stepping Up』(2014)
∟ 基本的にはペイジスフォロワーですが、『Stepping Up』ではSD要素が強まってます。

★★★★★ State Cows「Lost In A Mind Game」『State Cows』(2010)
★★★・・ State Cows「New York Town」『State Cows』(2010)
★★★★・ State Cows「Center of the Sun」『Center of the Sun (Single)』(2011)
★★★・・ State Cows「Scofflaws」『Second One』(2013)
★★★・・ State Cows「Careful With The Chainsaw, Dear」『Second One』(2013)
★★★・・ State Cows「Calf Stoutness Two」『Second One』(2013)
∟ AORの有名どころ全般から満遍なく影響を受けている感じですネ。

★★★・・ Samuel Purdey「Lucky Radio」『Musically Adrift』(1999)
★★★・・ Samuel Purdey「Whatever I Do」『Musically Adrift』(1999)
∟ よくフォロワーとして紹介されますが、普通にアシッドジャズとして聴いた方がかっこいいと思います。元ジャミロクアイのバックだったかな。

★★★・・ Bernard Oattes「Sliding Away」『Frame By Frame』(1992)
★★★★・ Bernard Oattes「Island World」『Soul Detective』(1995)
∟ 地味〜にかっこいいです。90年代はこのなかだと少数派ですね。

★★★★・ Tim Cashion「Good And Good For You」『Find Us On The Dial』(2015)
★★★・・ Tim Cashion「Find Us On The Dial」『Find Us On The Dial』(2015)
∟ 最近出た発掘音源から。こりゃなかなかすごい。

★★★★★ Nigel Waddington「Jazz Chops, No Hang-Ups (An Ode to Steely Dan)」『Bigger Pictures : The Art of Nigel Waddington』(2010)
∟最近Youtubeでたまたま見つけてブったまげたやつ。歌詞まで愛だらけ。爆笑モンです。

★★・・・ Jango「Dreamtown」『Dreamtown』(1999)
★★★・・ Jango「Joyful Caravan」『Maestros of Cool - a Tribute to Steely Dan [V.A.]』(2006)
★★・・・ Jango「Red Ray Dawn」『Red Day Dawn』(2009)
∟ スムース・ジャズ色強めのバンド。

★★★・・ GrooveAttic「Like a Tree」『Like a Tree』(2009)
★★★・・ GrooveAttic「Dedication」『Like a Tree』(2009)
★★・・・ GrooveAttic「Push Me Away」『Like a Tree』(2009)
∟ まあまあなフォロワー度。結構演奏がウマい!

★★★★・ Ed Motta「Smile」『AOR』(2013)
★★★★・ Ed Motta「Captain's Refusal」『Perpetual Gateways』(2016)
∟ ド直球なアルバム名。この人も研究熱心です。ベースがかっこいい!

★★★★・ Bill Cantos「Come Down (Two Words)」『Who Are You』(1995)
∟ ギタープレイに悪意を感じます。

★★★★・ Mark McMillen「Strut My Stuff」『KEENYO』(2010)
∟ ボビー・コールドウェルのバックのキーボーディスト。個人的に歌が少し拙いのが逆に好きです。

★★★★・ Jay Gruska「What We've Just Ended」『Gruska on Gruska』(1974)
∟ 1974年作、最古参かな。年代的に考えると、SDから直接影響を受けてはいないようにも思いますが、完成度はスゴいです。マイケル・オマーティアンの共犯(プロデュース)。

★★★★・ Laurence Elder「So Easy」『Surrounded』(2007)
∟ 最近買った中では一番のアタリでした。

★★★・・ Raw Stylus「37 Hours (in The U.S.A.)」『Pushing Against the Flow』(1995)
∟ Josieのイントロの引用、歌詞にもSDが登場しますが、それ以外は割とファンク要素が強いです。が、かっこいい!

★★★・・ Eye To Eye「Falling For A Funny One」『Shakespeare Stole My Baby』(1983)
∟ ゲイリー・カッツのプロデュース。

★★★・・ The Parker Brothers「Lady Day」『The Parker Brothers』(1981)
∟ これも最近知った曲。ぽいですね〜^^

★★★・・ Jay Graydon「Holdin' On To Love」『Airplay for the Planet
∟ それっぽくはないけど、影響を受けているのは間違い無いでしょう(笑)ギターソロ前とかね。

★★★・・ Bobby Caldwell「Sunny Hills」『Carry On』(1982)
∟ ナイトフライと同い年のアルバム。結構影響受けてますね〜(笑)

★★★・・ Randy Goodrum「We're So Close」『Fool's Paradise
∟ のちのJaRの片割れ。ペイジスっぽくもあるけど、JaRで確信犯をやるんだから受けた影響は大きいんでしょうね。大好きです。

★★★・・ The Sonic Executive Sessions「Cold Front」『The Sonic Executive Sessions』(2010)
∟ Twitterのフォロワーさんが教えてくれました。いいっすね〜!

★★・・・ Far Cry「It's Not As Simple As That」『The More Things Change...』(1980)
★★・・・ Far Cry「Some Things Will Never Change」『The More Things Change...』(1980)

∟ ご本人の参加というドーピング入り。そこまでぽくはないけど、いい曲。

★★・・・ Sven Larsson「Daydreamer」『Sunlight And Shadow』(2010)
∟ おふざけみたいな曲。

★・・・・ Andre Solomko「I Recall」『Ou es-tu maintenant?』(2012)
∟ 2012年っぽさはゼロ。逆にどうやったらこんな古臭く録れるのか興味が湧きます。

★・・・・ Matthew Larkin Cassell「Heaven」『Pieces』(1977)
∟ ぽくはないけど、SD好きな人はツボにはまりそう。宅録派の人。

★・・・・ Chris Smith「Drive」『Real Thing』(2004)
∟ ややそれっぽい。

★・・・・ Little River Band「Happy Anniversary」『 Diamantina Cocktail 』(1977)
∟ 「Reminiscing」が有名だけど、こっちのほうが雰囲気はそれっぽい。コード感は物足りません。。。

★・・・・ Bill Labounty「Back To Your Star」『Back To Your Star』(2009)
∟ ベテランのAOR系アーティストで最近こういうタッチの曲を書いたりする人って、地味に多いような気がします。

★・・・・ Harry Connick, Jr.「She」『She』(1994)
∟ 相方の井上に教えてもらった曲。ぽさはほとんど無いんだけど、純粋にめっちゃかっこいい(笑)

★・・・・ Jon Cleary「When You Get Back」『Jon Cleary and The Absolute Monster Gentlemen』(2002)
∟ ・・・ぽくはないか。。。




〜おまけ「スティーリー・ダン・シンドローム」〜


フォロワーという括りとは似て非なる概念として、80年代後半のイギリス周辺には「スティーリー・ダン・シンドローム」という風に括られたロックバンドがいくつかあります。そのへんもちょこっと紹介します。本人たちと接点のあるバンドもちらほら。

ニューウェイヴ、ポストパンク、シンセポップあたりの系譜が多いのかな?専門外です(笑)
音楽性の近さはそれほど無いですが、ところどころSDの影響が窺えますヨ。

・Fra Lippo Lippi『Light and Shade』(1987)
∟ ウォルター・ベッカーがプロデュース。

・China Crisis『Flaunt The Imperfection』(1985)
∟ こちらもベッカーがプロデュース。

・Love And Money『Strange Kind Of Love』(1988)
∟ ゲイリー・カッツのプロデュース。ジェフ・ポーカロ参加。「Halleluiah Man」「Jocelyn Square」あたりがカッコイイです。

・Deacon Blue『Raintown』(1987)
∟ SDの曲「Deacon Blues」から採ったバンド名。

・Prefab Sprout『Swoon』(1984)
∟ 僕は「From Langley Park To Memphis」(1988)のほうが好き。(←どうでもいい)

・Danny Wilson『Meet Danny Wilson』(1987)

・The Bible『Walking The Ghost Back Home』(1986)

などなど。


みなさんも集めてみてはいかがでしょうか。


単純にSD調の曲がもっとたくさん聴きたい!という欲求もあるのですが、
自分も同じようにSDマナーな曲を作りたいなーと思った時に、
フォロワーと呼ばれる人達がどういう風にSDマナーを咀嚼・アウトプットしているのか、ということを研究してみて、それごと咀嚼しちゃおう、という狙いもあります。(笑)
「スティーリー・ダン・フォロワーのフォロワー」という感じ。。。

また何か思い出したり、新しいのを見つけたら更新しますね。
邦楽編もできれば。洋楽に比べて知識は乏しいですが。。。


ではでは。

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